ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)(以下、「ベーカーマッケンジー」)は、三井住友ファイナンス&リース株式会社(以下、「SMFL」)がヘリコプターリース会社で世界2位の英ヘリコプターオペレーティングリース事業会社であるLCI Investments Limited(以下、「LCI」)の株式35%をその親会社であるLibra Groupから取得するにあたり、法的アドバイスを提供しました。これにより、LCIはSMFLの持分法適用関連会社となります。

SMFLとLCIは、2020年にヘリコプターオペレーティングリースの共同事業会社であるSMFL LCI Helicopters Limited(以下、「SMFLH」)を設立し、SMFLが持つ財務基盤・信用力、及びトランスポーテ―ション事業で培った知見・ノウハウと、LCIが持つヘリコプターメーカーやエンジンメーカー、及びオペレータ等との強固な関係を相互に補完し合うことで事業を拡大し、SMFLHの保有機材数は50機を超える規模に到達、着実な成長を遂げてきました。

今般の出資により、SMFLはLCIとの連携を一層強固なものとし、ヘリコプター関連ビジネスの持続的成長を推進するとともに、LCIが注力する空飛ぶクルマ(電動垂直離着陸機:eVTOL)などの次世代のアセットを活用した新たなトランスポーテーションビジネスを推進していきます。また、SMFLグループとLibra Group各社は協働関係を深めることで、グローバルビジネスの開発・発展に取り組んでいきます。

ベーカーマッケンジーでは、東京事務所のコーポレートM&Aグループのパートナーの渡邊早波里と稲葉正泰が本案件を率い、カウンセルのByron Frost及びアソシエイトの戸高由貴が、更に業務分野を跨いで、ファイナンス&プロジェクトグループのパートナーの本間正人及び独占禁止法・競争法グループのパートナーの鈴木道夫らがサポートしました。また、ロンドンオフィスでは、パートナーのJames Hellerをリードパートナーとして、アソシエイトのNina Janic、Georgiana Andrews及びKirstie Trupらが本案件に携わりました。

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