概要

競争法に関する理解は、事業戦略の成功にとって極めて重要です。ひとたび競争当局による摘発を受けると、その企業が属する産業分野はその後も再調査の対象となる可能性が高まります。当事務所は、コンプライアンス研修の実施、コンプライアンスプログラムの策定、及び主要なリスク項目の監査等を通じて、企業が競争法上の重大なリスクを軽減・回避するための支援を提供します。

多国籍企業にとって、事業を展開する全ての国や地域において実効性を有するコンプライアンスプログラムを開発することは容易なことではありません。当事務所は、競争法上のリスク要因を評価・分析し、その結果に基づいて、クライアント企業のニーズに即したコンプライアンス体制を策定するための支援を提供します。

主要実績

  • 会議のモニタリング等を含め、コンプライアンス体制の強化とコンプライアンス監査の実施に関して、日本のベアリング産業の業界団体にアドバイスを提供。
  • 日本の生命保険会社に対し、モニタリング及び現行コンプライアンスプログラムの改訂、及び立ち入り検査の研修等、競争法に関わるコンプライアンス研修を実施。
  • 競争法及び関連法規を網羅するコンプライアンス・マテリアル・ポートフォリオの作成に関して、日本の自動車部品メーカーを支援。
  • 一部の自社製品のリベートポリシーの変更に伴う競争法上の課題に関して、米国のオートバイメーカーの子会社にアドバイスを提供。