公取委は2022年1月28日、IPOにおける公開価格設定プロセス等に起因する独占禁止法上の問題点について、報告書を公表した。

IPOに携わる証券会社にとって特に重要なのは、IPOにおける想定発行価格の設定が、十分な説明なく、合理的な根拠に基づかずに行われる場合に、独占禁止法上問題になり得るとの判断が示された点にある。これを踏まえ、証券会社は、新規上場会社と十分な協議が行われているかなど、公開価格の設定プロセスを再点検し、一方的に公開価格を設定することがないように留意する必要がある。

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