世界有数の法律事務所であるベーカーマッケンジーは、本日、サステナビリティ年次報告書を発行しました。本報告書は、国連グローバル・コンパクト(UNGC)の積極的な参加者として、人権の保護、不当な労働の排除、環境への対応、そして腐敗の防止に関わる10原則に賛同する当ファームのコミットメントを再表明するものでもあります。

10原則と当ファームが優先的に取り組むSDGsは、ベーカーマッケンジーのグローバル戦略に組み込まれています。ベーカーマッケンジーの2022年は、基盤強化の年となりました。価値観と戦略に焦点を当て、組織として設定した目標を継続的に前進させるため、当ファームがすでに積み上げてきた実績を確実にすることに注力しました。

本報告書では、2022年にベーカーマッケンジーが、インクルージョン、ダイバーシティ&エクイティを重視する企業文化の中核として、社会問題に引き続き焦点を当て、従業員が本来の自分らしさを発揮できるよう支援し、2025年7月までに女性40%、男性40%、フレキシブル20%(女性、男性、もしくはノンバイナリー)の比率にするというグローバルのジェンダー目標(GAT)の達成に向けた取組についても示しています。また、ベーカーマッケンジーは、人種・民族、LGBTQ+の権利、社会的流動性、障がい者問題にも引き続き注力し、受賞歴のあるプロボノ活動を通じて、特に司法へのアクセスや子どもの権利の向上を目指し、社会的弱者の声が届くよう取り組みを続けています。

本報告書はまた、ベーカーマッケンジーが2022年に環境への取組を強化し、グローバル・カーボン・ターゲットを達成するために環境および再生可能エネルギー戦略を推進したことも示しています。ベーカーマッケンジーはまた、「科学的根拠に基づく目標(Science Based Targets)」イニシアティブにより、科学的根拠に基づく短期的な排出削減目標を設定することを約束し、サプライチェーンを通じた環境パフォーマンスの向上を推進するため、より詳細なサプライチェーンの調査を開始しました。

これと並行して、ベーカーマッケンジーは、クライアントが自らのサステナビリティとエネルギー転換の目標達成をサポートする取組を続けており、SDGsを推進し、より広範な規模での変革を実現するためには、法曹界全体、そして専門分野や業界を超えて、あらゆる専門知識、ナレッジやリソースを共有するための協力が重要であると考えています。

最後に、本報告書では、2022年初頭にロシアがウクライナに侵攻した後、当ファームのキエフオフィスとウクライナの同僚が、ウクライナ再建に貢献するクライアントへ高度な法的アドバイスを提供し続けるなど、その勇気と決断力を発揮したことも紹介しています。ベーカーマッケンジーでは、今までも、そして今後とも、ウクライナの同僚とその家族の安全とウェルビーイング(幸福や健全性)を最優先としています。

本報告書はこちらからご覧ください。

関連情報

取扱業務