ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)(所在地:東京都港区、以下、「ベーカーマッケンジー」)は、日本最大級の再生可能エネルギー開発企業であるパシフィコ・エナジー株式会社(所在地:東京都港区、以下、「パシフィコ」)が、世界最大級の洋上風力エネルギー開発企業であるSSE リニューアブルズと、日本における洋上風力エネルギー開発プロジェクトを推進する新会社を共同設立するにあたり、法的アドバイスを提供しました。本共同出資会社、SSEパシフィコ株式会社(以下、「SSEパシフィコ」)の設立には、SSE リニューアブルズがパシフィコとその関連会社から洋上風力発電開発事業の80%の所有権を2億800万米ドルで取得することが含まれています。本契約はすでに合意に達し、2021年10月29日に発効しています。

日本政府は、2050年までにカーボンニュートラルを達成する計画の一環として、2040年までに30~45GWの洋上風力発電を導入する目標を掲げています。SSE パシフィコは、地域社会や当局と全面的かつオープンに協力し、洋上風力発電所と地域環境との統合をクラス最高レベルで実現します。

ベーカーマッケンジーでは、東京事務所のギャビン・ラフテリー及び遠藤聖志がリードパートナーとして本案件をチームで率い、東京のアソシエイトであるバイロン・フロスト、ダニエル・バークハート、鈴木惇也及び桐山大地が主に関与しました。

本案件についてラフテリーは、「この画期的な案件の一翼を担えたことを光栄に思います。パシフィコの日本における比類なきノウハウと、SSE リニューアブルズの世界をリードする専門知識を融合することで得られるシナジー効果は、2050年までにカーボンニュートラルを目指す日本にとって非常に重要なものとなります。私たちは、持続可能な社会を共に築いていけることを楽しみにしています」と述べています。