• 競合他社を大幅にリード
  • 重要度の高い取引案件が主な差別化要因

【シンガポール発 2019年7月10日】ベーカーマッケンジーは、世界的に定評のあるプロフェッショナルサービス調査会社Acritas社が発表した、2019年アジア太平洋地域ブランド力ランキングで3年連続首位の座に輝きました。

ランキングでは2位との差を大きく引き離し、香港や中国での認知度と好感度の向上がこのリードを後押ししました。ベーカーマッケンジーは、調査が実施されたアジアの主要市場すべてにおいて、高い好感度を得ています。

他に注目する点としては、ベーカーマッケンジーの重要度の高い取引案件にて、リードポジションとなるケースが目立ちました。

ベーカーマッケンジーのアジア太平洋地域チェアであるAi Ai Wongは、「今日のリーガルサービスの利用者は、業界トップクラスの専門知識に加え、商業性、対応力、主要な調達要件を満たす能力、そしてビジネス上の利益を向上させ、重要な機会を捉えていく総合的なパートナーを求めています。今回、特に取引案件を含む重要度の高い業務で私たちの強みが明確に認められたことを嬉しく思います。私たちは世界で一日平均3件の主要な取引をリード及びクローズしています。多様で急速に変化するアジア市場で、私たちのグローバルな専門知識をご利用いただき、トップ企業が成長を遂げ、成功を得るためのお手伝いをしています」と述べました。

Acritasによると、専門知識が依然として競合他社との差別化につながっており、クライアントはアドバイスの質や専門家の知識が重要だとしています。また、リーガルサービスの利用者にとって、スピード、対応力、パートナーへのアクセスが地域でますます重要になってきています。

「アジア太平洋地域は活気があり成長しています。企業が国際的な成長に焦点を置き続ける中、クライアントは地域の多様な市場で機会を捉えながら、クオリティ、専門知識、顧客重視の姿勢を求めています」とAcritasのアカウントディレクターであるDavid Johnsonは述べました。

企業の法務部は、アジア太平洋地域全体の国際業務に予算の多くを費やしており、その多くは、例えば日本とオーストラリア間など、アジア太平洋地域の様々な管轄区域間の業務に集中しています。国境を越えた支援に対する需要は伸びており、支援の幅は域内のクライアントにとって引き続き重要で、他のグローバル市場のクライアントと比較しても、支出は増加する見込みです。

手法

Acritas Asia Pacific Law Firm Brand Index 2019は、Sharplegal調査の一環として、アジア太平洋地域における企業の年収が5,000万ドルを超える489の上級顧問弁護士を対象に行われました。トップレベルの訴訟や大型のM&A案件、複数の国々にまたがる訴訟や案件、さらに重要度の高い案件に対して、法律事務所の認知度および好感度について企業に質問した結果をまとめたものです。調査は、2018年から2019年5月末までの間、全産業分野にわたり実施されました。

さらに、「エリート」企業413名の上級社内弁護士に対して、彼らが拠点とする国を除くアジア太平洋地域の7つの主要管轄区域において、法律上のニーズでどの事務所を利用したかについても調査しました。