概要

当グループは、海外の多国籍企業が日本に製品を輸入する際の最適な税務プランニング等、関税プランニング及びコンプライアンスにおける諸問題に関するアドバイスを提供しています。日本の関税関連法規及び規制に精通するとともに、不正競争防止法やダンピング防止法を含む貿易規制、及び日本における輸出入取引で生じる間接税に関わる分野の専門知識を集約しています。消費者保護、環境・製品安全法規及び現地の表示関連の規制に関わる案件も多数手掛け、当事務所の税務、知的財産、通商及び訴訟グループとの協働の下、関税や貿易問題における革新的な解決策を提供しています。また、関税及び貿易に特有な問題を扱うクロスボーダーの訴訟案件でも定評があります。当グループには、東京事務所に所属する以前に、日本の税関や大蔵省での執務経験を有する関税のエキスパートが所属しています。また必要に応じて、世界30か国以上に所在するベーカーマッケンジーの各国オフィスで通商貿易分野の実務に携わる450人を超える弁護士の専門知識にアクセスすることが可能です。

関税における主なサービス内容は、以下のとおりです。

  • 国内の関税法に関するアドバイス
  • 関税負担最適化のためのストラクチャリングに関するアドバイス
  • 外国の多国籍企業に対する関税効果を考慮した日本への輸入計画に関するアドバイス
  • 関税に関する申立及び代理、日本の裁判所での関税訴訟へのアドバイス
  • クロスボーダー貿易に係る規制に関するアドバイス
  • 関税における分類、輸出規制に関するアドバイス
  • 貿易救済措置、ダンピング防止法、相殺関税に関するアドバイス
  • 独占禁止法、不正競争防止法に関するアドバイス

主要実績

  • 通関手続きに関して、国際的な食品会社にアドバイスを提供。
  • 日本におけるクロスボーダーのeコマース活動に関連して、国際的なeコマース企業を代理して、関税及び付加価値税(VAT)の分析を実施。
  • タイの関税当局における関税分類に関して、日本の自動車部品メーカーにアドバイスを提供。
  • 複数国における関税プランニング及び関税の最小化に関して、日本の製造企業にアドバイスを提供。
  • 日本における輸出管理体制に関して、国際的な航空宇宙関連企業にアドバイスを提供。
  • 原子力発電技術の輸出管理規制に関して、エネルギー関連企業にアドバイスを提供。
  • ロシアとのビジネスに関連して、輸出規制及び貿易制裁に関して、日本の重工業企業にアドバイスを提供。