シンガポール及び香港におけるSPACの動向と日本企業によるSPACを利用した上場の可能性
シンガポール及び香港でもSpecial Purpose Acquisition Company (特別買収目的会社、以下「SPAC」)の上場が始まった。これまで日本企業及びその子会社がSPACとの統合を通じて上場するのは主に米国市場であったが、選択肢がアジアで広がっている。
De-SPACによる上場は、伝統的なIPOと比較して、より高い企業価値の評価が受けられる可能性があり、短期間で上場を達成できるメリットや、プロモーターと呼ばれるSPACの経営陣の知見を活用できるメリットもある。