中国:サプライチェーンの安全保障及び不当な域外管轄権への対抗に関する国務院令を施行
中国は、域外適用される外国措置への対応及び産業・サプライチェーンの安全確保に関する法的・制度的枠組みを一層整備するため、国務院令を2本公表した。
- 国務院令第834号「産業・サプライチェーンの安全に関する国務院の規定」(2026年3月31日施行):中国の産業及びサプライチェーンに影響を与えるリスクを特定・監視し、これに対応するための正式な枠組みを構築するもの。
- 国務院令第835号「不当な域外管轄権への対抗に関する条例」(2026年4月7日施行):中国国内において域外適用される外国法及び執行措置を特定し、これに対応するための仕組みを具体化するもの。
上記2本の国務院令は、反外国制裁法(Anti‑Foreign Sanctions Law:AFSL)、中国のブロッキング規則である「外国の法律及び措置の不当な域外適用を阻止する規則」、「信頼できないエンティティリスト」(Unreliable Entities List:UEL)制度といった既存の法令と共に運用されることになる。総合すると、外国の制裁、輸出管理やその他の域外適用措置に起因する抵触関係について、その中でも特に、域外適用措置が中国企業の取引又はサプライチェーンへ影響を及ぼす場合に、中国当局がどのように対応するかを一層明確化するものである。
