アゼルバイジャン・バクーで国連気候変動枠組条約第29回締約国会議(COP29)が開催され、気候ファイナンスと政策における大きな進展を見せ閉幕しました。「ファイナンスCOP」と銘打たれた本会議では、気候変動資金に関する新たな集団目標が設定されるか、また第6条ルールブックが最終決定されるかに注目が集まりました。COP29の成果とCOP30への期待を簡潔にまとめたレポート「COP29の主な成果とCOP30への展望」を発行いたしましたので是非ご覧ください。

主な成果は以下の通り:

1. 気候資金に関する新規合同数値目標
2035年までに少なくとも年間3,000億米ドルを途上国向けに動員するという新たな集団的定量化目標が設定された。

2. 第6条のルールブックが完成
パリ協定第6条のルールブックは、国際カーボンマーケットを管理し、パリ協定クレジットメカニズム(Paris Agreement Crediting Mechanism)の運用を可能にする方法論と除去量の基準を規定する。

3. ロス&ダメージ基金
同基金は現在、拠出を受け入れる準備が整っており、2025年にプロジェクトへの融資を開始する予定。

4. 民間資金の重要な役割
多額の気候資金が必要であることから、民間セクターの資金を動員することの重要性が浮き彫りとなった。このギャップに対応するための資金調達方法や他の資金調達手段を模索する必要がある。

レポートはこちら