下請法の改正について

2025年5月16日、下請代金支払遅延等防止法及び下請中小企業振興法の一部を改正する法律が参議院本会議で可決、成立した（以下、「改正下請法」）。下請代金支払遅延等防止法（以下、「下請法」）は、下請取引の公平性を確保し、下請事業者の利益を保護するために制定された法律である 。今回の下請法の改正は、手形払等の禁止といった実務的に重要な運用の変更を要する内容面の改正と、法令用語の変更といった形式面の改正を伴う。本アラートでは、下請法の改正の概要とその影響について解説する。