ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)(以下、「ベーカーマッケンジー」)は、株式会社NTTドコモと日本電気株式会社(NEC)の合弁会社である株式会社OREX SAI(以下、「OREX SAI」)が 、インドネシアの大手デジタルインフラ企業であるPT Solusi Sinergi Digital, Tbk (以下、「SURGE」)と複数年にわたる包括的な商業契約を締結するにあたり、OREX SAIに法的アドバイスを提供しました。本プロジェクトは、インドネシアにおける手頃な価格のインターネット接続サービスを展開し、全国各地のインターネットに接続できていない地域に高速インターネットアクセスを提供するものであり、インドネシア政府が掲げる全国的なデジタルインクルージョンのビジョンを支援するものです。

本締結により、SURGEは固定無線アクセス(FWA)導入に必要なすべてのインフラとともに、手頃な価格のインターネット接続サービスを提供する先駆者となります。OREX SAIは、SURGEに最先端のOpen RAN技術を活用した5G FWAソリューションを提供し、費用対効果が高く、スケーラブルで高性能なネットワーク環境を実現します。

このSURGEとOREX SAIの戦略的パートナーシップは、インドネシアと日本の強固な技術的関係と、デジタルインクルージョンと経済的活性化という両国共通の目標に対するコミットメントを示しています。ネットワークの構築は2025年後半に開始され、段階的にサービス提供エリアが拡大される予定です。

ベーカーマッケンジーでは、東京事務所のコーポレートM&Aグループのパートナーの木村裕がチームを率い、カウンセルの東崎雅夫及びアソシエイトの戸田隆寛がサポートしました。