ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)(以下、「ベーカーマッケンジー」)は、住友生命保険相互会社(以下、「住友生命」)が、Singapore Life Holdings Pte. Ltd.(以下、「Singapore Life」)を子会社化する案件に関して、住友生命に法的アドバイスを提供しました。本案件では、住友生命が米国投資ファンドTPG Inc.(以下、「TPG」)の保有する住友生命の関連法人Singapore Lifeの株式35.48%を15.8億シンガポールドル(約1,700億円)で取得(以下、「本件取引」)することに12月21日付で合意しています。

住友生命は、シンガポールをアジア事業戦略における中核市場の一つと位置付けており、Singapore Lifeに対しては、2019年の初回出資以降、長期的に経営に関与する戦略投資家として、その事業拡大を支援してきました。住友生命は、引き続きSingapore Lifeの完全子会社化に向けて、本件取引と同条件で、残る既存株主からの株式取得を進める予定です。

Singapore Lifeは、創業当初からデジタルを活用したビジネスモデルに強みを持ち、順調に業容を拡大しており、現在では多様な商品・販売チャネルを有するシンガポール大手生命保険会社の一角に成長しています。また、アジア地域の事業展開としてフィリピンへも進出しています。

このような背景から、実績・成長性の両面と、これまで築き上げてきた両社の良好な関係性により最大のシナジー効果が見込まれています。

本案件は、ベーカーマッケンジー東京事務所のコーポレート/M&Aグループ、パートナーである豊川次郎が率い、チームメンバーとして同じくコーポレート/M&Aグループ、パートナーの阿部諭及びシンガポールオフィスのコーポレート/M&Aグループ、パートナーの富本聖仁がサポートしました。

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